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みいの別荘日記

ひょんなことからみつかった副咽頭間隙腫瘍。別荘=病院での生活の一部始終を・・・

 



515日(火)

今日から入院。個室を希望していたのに二人部屋に通された。個室の患者さんが出られなくなったとのこと。そりゃあ仕方ない、病気なんやから。とりあえず個室が空くまで二人部屋を一人で使わせてもらうことで納得。担当看護師はTさん。左手にネームバンドを巻いてもらった。患者さんの取り違えとかあってはいけないことやしね。

どうせ今日はすることもない。バディは早々に帰宅。一人で暇や。こんな生活が何日続くんやろな。

12時。昼食。食事は、おかずは意外においしいけど、米飯がいまいち。お米が悪いのかな。

午後から主治医のS先生の診察があった。主治医はA先生とS先生の二人。

夕方からお風呂に入った。ここは毎日お風呂に入れるそうだ。嬉しいねえ、これしか仕事ないから・・・(爆) 一度に23人入れるお風呂。ステンレスの浴槽は普通の家風呂みたいで、何度か行った三方五湖の民宿のお風呂を思い出した。

夕食後、同窓会のO会長が来てくださった。ひえ〜っ! そんな・・・お時間作っていただいて・・・恐縮です。

20時頃、外来で診ていただいたY部長先生登場。「やあ、入院されましたね。個室でなくてすみません。今日のカンファレンスでもだいたい外来でお話していたような手術内容に決まりました。」 ・・・よろしくお願いいたします。

21時頃にA先生登場。 「ちょっと診察させてもらってもいいですか」 ・・・もちろんよいでございますけど、すごい時間やなって思った。だってみいの知ってる病院はたいてい21時消灯やで。これもマジメと受け止めるべきか。A先生の物腰は穏やかで落ち着いておられて、この人に今後を“お任せ”するんやなと思った(S先生のほうが格下ってことでね)。このとき手術のだいたいの説明を聞いた。顎の下の傷だけで済むと思っていたのは間違いで、唇にまで傷ができることを知った。嚥下障害・開口障害・顔面神経麻痺・・・可能性とは言われてもさすがに後遺症のことを聞くと落ち込む。悪性の可能性は少ないとはいえ、“腺腫内癌”ということもありえるとか、セイフティマージンをとることはできない場所だし、拡大手術をすることによる後遺症のほうがタイヘンなので、腫瘍をできるだけ取り出し、もし癌があれば、放射線治療を追加することもあるという説明だった。生検はできない場所なので、術前にすることはすべて終わっていると言われた。バディも交えての説明は17日の11時の予定。

消灯は21時半で・・・眠たくなくても寝るしかない。

 

516日(水)

今日はまったく何にも予定がないってことがわかっている。おまけに主治医の先生は昨日、「明日の昼間は手術で来れません」って断言してはったから、入浴以外の用事がない。

Tetsuさんがお見舞いに来てくださった。お忙しい中、時間を割いて来てくださってるってのはわかってるんやけど、ついつい長話をしてしまった。

Y子おばさんが来てくださった。Y子おばさんは「早く元気になってお化粧でもしたいという気持ちになるように」と口紅をくださった。

同級生の実業家Gさんが来てくれた。 「手術が終わったら、Rちゃんも一緒に来るわ。」 待ってるよ。

従妹のN子も来てくれた。 昔、みいがN子のお父さんのお見舞いにぬいぐるみを持っていったことを覚えていて(20年以上前やで)、みいにもぬいぐるみをくれた。その子の名前は“あやか”。意味はわからんけど、もともとそういう名前で売っていた。なんかわからんけど、その今風な名前にウケた。

夕方、S先生が輸血の承諾書を持ってこられた。う〜ん、そんなん要るような手術か・・・。ま、血管傷つけたらあかんってことやろな。

麻酔科の先生が問診表とアンケートを持ってこられた。詳しい説明は明日するから、それまでに書いといてってことでした。

 

517日(木)

午前11時。バディとともに主治医の先生から手術の説明を受けた。内容は今まで聞いてきたからバディもさほど驚いた様子もなく、手術の承諾書を預かった。

病名:左副咽頭腫瘍

予定手術:下顎正中離断による左副咽頭腫瘍摘出術

手術の理由:術前から的確な組織型の診断が困難な場合があること、悪性化する場合があること、放置した場合には腫瘍の増大をきたし手術合併症のリスクが高くなることなど

後遺症:創部の不快感、つっぱり、変形、しびれ(口唇、耳垂周囲など)・開口障害、開鼻声の可能性・嚥下障害(とくに鼻咽腔への逆流の可能性)・味覚障害(とくに左側)・顔面神経麻痺の可能性・唾液ろうの可能性・フライ症候群の可能性など

麻酔は麻酔で、手術とは別に承諾書が要る。口の中を手術するので、みいの挿管は経鼻挿管でしますと言われた。だから歯は関係ありませんって言われたけど、それは麻酔的にってことで、手術では関係するんですけどね(汗)。

手術の前日といっても、みいは毛剃りもなく(あ〜よかった)、実は何もない。術後に着る病衣とT字帯、タオルに名前を書いて看護師さんに渡すだけ。

ひげじじーさんご夫妻が来てくださった。今までもいろいろ相談してきたから、ついつい職場の話になってしまう。ひげじじーさんご夫妻は、前のBOSSの親友だ。 ん? 盟友かな?

Iさんはなんとご家族で来てくださった。Iさんご夫妻ともついつい職場の話をしてしまう。辞め損ないの立場。でも、今は治療に専念(したいよな)。 「9月にコモド島行こう」・・・コレを目標に頑張るよ。

ホンマに忙しい時間を割いて、次々来てくださる皆さんに感謝して、明日の手術に備えて寝る。

 

518日(金)

手術の日。朝から絶食。正確には昨日の消灯から飲み食いしてないねんけど意外にのども乾かない。

みいの手術は2番目。どんな手術になるかわからんから、12時間で確実に終わる手術を先にして、みいのはじっくりするって。

10時に点滴をする。点滴をしてくれた先生が形成外科の先生で、「傷のことは私がします」みたいなことを言われた。形成外科の先生は名字がみいの恩師と同じやったんで、なんかうまくいくような気がした。

朝からMたんとMたんのお母さんが来てくださった。 「手術の日やから身内のふりして来るわ」 はいよ、了解。

Mたんはみいの古巣の秘書さんなんやけど、実は学生のときからの友達で、一緒にボランティア活動とかしてた仲やねん。たまたま職場が一緒になっただけ。ウチのおかんは目をぱちくりさせてたけど、Mたんの母ともども20年以上のお付き合い。

1145分に手術室に到着っていうのが決まって、弾性ストッキングをはいて、手術着に着替えた。点滴をしてるので着替えにくいねんけど、看護師さんじゃなくてMたんに手伝ってもらった。

眼鏡をはずして、看護師さんと一緒に歩いて手術室に行った。手術室まで歩いて行くっていうのはなんか驚きでした。手術する人っていうのは常にベッドで寝てるような印象が・・・ドラマの影響か?!  術後に入るICUの場所とかも説明してくれたけど、全然見えなかった(ド近眼なのよ)。

手術用のベッドまで歩いて行って、心電図とか血圧計とかつけて、麻酔科の先生が「はいっ、そろそろ寝ますよ〜」と言われて、寝ました。

手術が終わったのは知らない。気がついたらICUにいてた。やたらとよだれが出てるようで、看護師さんがしょっちゅう吸引してくれている。そのうち、「じゃ、病棟に帰りましょう」と言われた。

バディとおかんに面会。病棟に帰った。だんだん意識ははっきりしてきて、寝腰が痛い。顔はは腫れぼったいけど、涙とよだれがいっぱい出てることはわかった。酸素マスクは朝までだって。

 

519日(土)術後1日目

未明から目は覚めていた。体はそんなにしんどくない。酸素マスクも導尿カテーテルもはずして、服を着替えて歩けと言われる。看護師さんは「服どこですか」って言わはるけど、「昨日ICUで泊まる予定やったから預けました」 眼鏡もないのにわからんよ。わざわざ買った病衣を着るのかと思ったら、「いつものTシャツでいいですよ」と怒られた。そんなん知らんやん。着替えを手伝ってくれたその看護師さんの手が首にあたった。“う”ってうなるほど痛い。なんで首が痛いんやろ。

立って歩くのは全く問題なく、鏡で顔を見て、あ〜ショック。結構、顔面神経麻痺あるね。目は閉じれないし、口も少し隙間があいてる。うがいしろって言われたけど、口の中に水がたまらない。顔から首まで腫れている。ベッドから起き上がるときって意外に首の力を使っているってことを実感する。顔よりもむしろ首が痛い。

主治医の先生が来てくださって、ガーゼ交換をしてくれた。でも、傷にガーゼはあたっていない。むき出しである。ドレーンチューブのところだけガーゼがあたっていた。その後、経鼻栄養チューブを入れられた。“え? こういうのは手術中にしといてくれるんとちゃうの?” 嘔吐反射でオエオエしながらチューブを入れた。細い管なんやけど、のどの奥で絡まっているような感じがして、すごい気持ち悪い。

輸血はしなくて済んだそうです。そりゃあよかった。

 

520日(日)術後2日目

あ〜、しんどいなあ。栄養チューブに対する嘔吐反射が強くて、しょっちゅうオエオエしてる。1週間くらいコレやっとくの、かなり辛い。

看護師さんにシャンプーしてもらった。首が痛いからしんどいねんけど、洗いあがりはやはりすっきり。

お花が届いてるから守衛室まで取りに行ってくださいと言われる。点滴をごろごろ引っ張りながら廊下を歩いていると、なんとなく顔を見られているような気がするくらいすれ違う人が振り返る。 無理もないか・・・すごい顔やしな。ついうつむいてしまう。まだまだ相当腫れてるし、守衛室のおじさんにも「大丈夫ですか?」と言われちまったよ。Sおじさんからのお花は、すごい上品なプリザーブド・フラワー。題して“プリンセス・***(みいの名前)・ローズ”やってさ。おじさん、笑わせるなよ〜。

 

521日(月)術後3日目

ドレーンチューブ抜去。傷を気にしているので、1針縫ってもらった。無麻酔でした。縫うのは一瞬なんやけど、糸を結んだり、切ろうとして引っ張ってるのが痛くて、皮膚が切れるかと思ったよ。

目の周りの腫れが少しひいてきて、目が閉じれました。それと、うがいのときはじめて、水を口に含んで、少し維持することができました。

首から下だけ入浴しました。シャンプーは看護師さんがしてくれました。すごいね〜、手術後3日目に入浴だぜ〜い!

A先生に、みいの傷は一部だけ縫ってあるけど、ほとんどは糊でくっついていると言われました。どおりで縫い目も何にもないわけだ。よく見りゃ傷の近くにボンドみたいなのがあるなあ。正直言って、麻痺にばかり気がとられて、傷はあんまり見てなかったよ。

Y部長先生がきてくださった。手術のときは出張してたって言われました。けど、予定どおりだね・・・と。

 

522日(火)術後4日目

昨夜は栄養チューブに対する嘔吐反射が強くて、一晩中オエオエしてて、眠れなかった。で、今日、キシロカイン・ビスカスという表面麻酔薬を処方してもらった。胃カメラなんかのときに使う薬らしいねんけど、これがまた効く。そもそも口の中は痺れてるのに、麻酔薬を含んでおくことが難しい。でも、コレを使うと反射は少しマシです。

お部屋を変わりました。今度こそ本当の個室です。トイレがついています。でもときどき気分転換に病棟のトイレに行ってます・

職場から3FのMさん、2FのRUIさんとNさん、1FのTさんが来てくださった。顔はともかくも、しゃべってることに驚かれた様子で、二言目には「早く復帰を」と言われ、家と職場は近いから「家にいるつもりで職場へきてください」と言われた。家にいるつもりって・・・そんな腑抜けた仕事してへんわいっ! 休まれへんやんけ・・・。 あ、休むなって言うてるんか・・・。

そうそう、張り切って、今日は一人で入浴してみたの。「できます〜」ってね。そしたら、閉じていると思っていた目はどうやら隙間が開いているようで、シャンプーしたら、目をシャンプーで洗うような事態になってしまいました。ひょえ〜、目が痛いよ〜〜〜!! 夕方、友達のなにわの目医者さんに電話して相談。彼女のアドバイスに従って、眼軟膏を処方してもらい、売店に眼帯を買いに行った。

夜、眼帯をしようと思ったら、耳の感覚がないから鏡を見ないと眼帯がつけれないことがわかった。ホンマ、正常のありがたさっていうのは異常になってみないとわからんもんやね。

 

523日(水)術後5日目

Tetsuさん、Y子おばさん、Iちんが面会に来てくれた。

Tetsuさんったら毎週来ちゃって、仕事ええんかいな・・・ありがとう!! 

Y子おばさんはみいがしゃべれると思ってなかったらしく、「手を握って、Yesやったら目を閉じて」とか「Noやったら手を握って」とか自分なりに合図を考えてきたんやって。メロドラマみたいやんか(笑)

Iちんは数年ぶりの再会。たまたま連絡があったから、今回の手術のこと言うたら会いに来てくれた。育休中のKawatatsu嫁さんの手紙を持って・・・。久しぶりに話しても楽しいね〜。

夜、A先生が来られて、写真を見せながら手術中の話をしてくださった。つまりは、まあ、顔面神経は温存されてるから、いずれもう少しよくなるってことが言いたかったんやと思う。こんな機会は二度とないと思って、写真をもらっちゃいました! 腫瘍は“やつがしら”のようだそうです。割と珍しいもんに例えられて、思わず は? とか言っちゃったよ。 バディに言わすと”やつがしら”ではなく、”鶏から”だそうです。コッチのほうがわかりやすい?!

このところ、未明に痛みがあって目が覚めるもんで、今日から痛み止めを注入する時間を変更する。でも、夕食の栄養剤の終わる時間と寝る前ってあんまり時間差ないんよね。ちなみに、この病院では、栄養剤もお薬も自分で注入するのだ。水分補給もせんならんから、始終何かしら流れてるって感じです。

 

524日(木)術後6日目

今朝も痛みで目が覚める。4時か5時頃から痛みだして、朝食後の薬を注入する9時半頃まで長い時間痛いわけ。ず〜っと我慢しててんけど、さすがにへこんできて看護師さんに相談すると、「もっと遅くに就寝前の痛み止めを飲みますか」なんて言われる。 消灯してからそんなに遅くまで起きてられないよ、することないし・・・って言うたら、「個室なんで、静かにしてたらテレビなんかも見ていい」って言われるの。 あら? そうですか。エエ病院ですね。

従妹のWからお花が届いた。なんと彼女は第2子妊娠中でしかも臨月。まあまあ、おめでたいことで・・・って思ってたら、Wの母、Mおばさんが来てくださいました。数年前に耳鼻科で真珠腫の手術をしてるMおばさんは、若干傷とかも違うんやけど、術後に首が痛いことなんかは理解してくれる。そういえば、首の痛みは日にち薬で、そろそろかなりラクになってきた。顔の腫れもかなりひいたしね。

夜にはみいのブレインYっちが来てくれた。飲み友達ともいうが・・・。彼女も10年来の友達で、ホンマ皆さんここぞってときにはいつも来てくれるんよね。

夜、洗面所で同じような傷を持つ(ように見えた)男性がわしゃわしゃ歯磨きしている。みいもあれくらいできるようにならんとあかんのやろか。ちょっと不安に思った。

そして、バディの妹C子さんからお箸とCDが届いた。わお! このお箸欲しかったんですわ〜!! 嬉しい〜!! ま、お箸は今使えないけど、早速CDを聞きながら夜を過ごした。23時半くらいには痛み止めを注入して就寝。

 

525日(金)術後7日目

朝から雨。天気予報どおり。雨のせいだかなんだかしんどい。昨夜は眠れたんやけどな。

術後1週間が経って顔の腫れもだいぶひいた。耳から下顎のあたりはまったく感覚ないけど。

今日は担当看護師のTさんが日勤の担当やったんで、昨夜の歯磨きの件を訊いてみた。まだ口内に溜まった泡がうまく吐き出せないので、無理に練り歯磨きを使う必要はなく、今までどおりうがい薬で歯磨きするのでよいとのこと。あ〜よかった。人によって病状違うもんね・・・。わかっていても心配になってしまうのだ。弱い・・・。

A先生が診察の後、来週から経口摂取を始めて、傷に炎症が起こらなければ木曜日くらいには退院できると言ってくださった。嬉しい!! でも顔面神経麻痺のリハビリをしてくれる病院を探さないといけない。なにわの耳医者さんに電話して相談する。主治医の先生は「職場の近くで・・・」なんて言わはるけど、いやいや、家の近くで・・・。 この話を聞いたPooさんには「家も職場もたいして変わらんとツッコミ入れられました。

夜にはY部長先生が来られて、「リハビリしながら少しゆっくりされたら」と言われました。 お! ありがたや!

今日は“紅の豚”とWBSを見てから、痛み止めを注入して寝た。

 

526日(土)術後8日目

昨夜はよく眠れたようで、今朝の目覚めはよい。

朝、テレビを見てたらA先生登場。口の中を診察。実は昨夜、口の中が血生臭い感じがしたことを伝えた。「う〜ん、傷の一部にくっつきが悪いところがあるかもしれないけど、奥だからよく見えない。(みいがオエオエするせいもあるけど)月曜日から食べようと思ってたけど、一応診察してからにしようか。もう少しおいたほうが安心かなあ。」 ・・・「おいとくってことはもう少しコレ(栄養チューブ)ってことですか?」 「うん、そう。念のためにね。」 ・・・げ! それは嫌やけど、傷の治りが悪くなるのも困るしな。 「いつから仕事に復帰しようとか考えてます?」 「顔の動きがいまいちなんで、少しゆっくり休ませてもらおうと思ってるんです。だから傷もしっかり治したいんですけど。急ぎませんから。」 「じゃ、月曜日に診察してから決めようか」 ちょっとへこむ。 昨夜、痛くなかったのは、薬が効いたからじゃなくて、たまっていた膿がでたから???

昼食の栄養剤の後、お薬を注入した後の水を注入しようとすると注入できない。あれ? よく見たら詰まっている。注射器で押したり引いたりしてみたけど見えてる塊がとれてもまだ注入できない。あれれ? 看護師さんにみてもらって、チューブの中にワイヤーを通してもらうと奥から5cmくらいのところで詰まっている。ちなみに奥から5cmってのは体の中ですよ〜。主治医のS先生がおられたので、泣く泣くチューブの入れ替え。またオエオエなったよ。

チューブを入れ替えてるときにTおじさんからお見舞いの荷物が届き、それにサインしてたらKちゃんが来てくれてた。なぜかみいはKちゃんに弱い。妹みたいやったのに、いつのまにかしっかりしてて、いつも怒られる。

Tetsuさんと♪陽ちゃんが来てくださった。お忙しいのにまたまた長〜い時間おひきとめしてしまう。もう退院祝いのお店決めてくれてるんやって。楽しみ〜♪

昨日、なにわの耳医者さんに「顔面神経麻痺のスコア何点?」って訊かれたから、今日看護師さんに訊いてみた。12点やって。何点満点なんやろな。退院したらネットで調べてみよっと。

夜、Mたんが来てくれた。面会時間が過ぎてから現れたのでびっくりしたよ。

 

527日(日)術後9日目

今朝は朝から目の痛みがとれない。いつもは夜だけ眼帯して寝たら、朝には治ってるのにな。目は閉じないし、涙は出っ放し。なにわの目医者さんに聞いたところによると、顔面神経麻痺のときに下まぶたの働きが悪くて涙の排出ができないため、涙が出っ放しになっているらしい。おまけに目が閉じないから、要するにドライアイってやつですわ。乾燥してるのに涙でぼとぼと。 仕方ないから今日は朝からずっと眼帯をして片目生活。視野が狭くてどうも感じが悪い。そして、たぶん利き目を眼帯でふさいでいるからやと思うねんけど、栄養チューブのキャップとかうがい薬のふたとかそういう小さいものがうまく合わせられない。距離感が少しホンのずれてるみたい。

お風呂に入るときも、今日は手で押さえるだけでは不十分やと思ったんで、看護師さんに目にシールのようなものを貼ってもらった。顔の皮脂があるからぴたっとはくっつかないみたいやけど、それでも少しは手が抜ける。少しは水も入ったけど、いつもより大胆にお風呂に入れた。

お風呂のあと、マジマジと顔を見て、よく見たら口が閉じてるのだって、真ん中があってないってことに気づいた。要するに、片方が麻痺して動かない分、反対側に引っ張られて合わさってるだけなんや。

目だって、こないだ閉じてると思ったのは、目の周りが腫れてるから閉じたように感じただけやったんや。

そういえば、栄養チューブに対する嘔吐反射もマシになってるけど、それはのどの腫れがひいてきたから、チューブの入るスペースが確保されてるんやと思う。舌も半分は痺れてるんやけど、舌で触ってる感じが、こないだまでと違うってことに気づいたよ。

手術後の腫れがひいて、きっと今が一番悪い状態なんやろうと体でわかってきた。いつ頃までこんな状態が続くんやろな。こんなことを考えてたらすごくブルーになってきた。

一日痛み止めを使わずにいけそうやったけど、やっぱり寝る前には痛くなってきて注入しました。痛みの部位は小さくなっています。今は前歯のところくらいが痛いだけ。

 

528日(月)術後10日目

快晴です。ホンマ気持ちいいお天気です。遊びに行きたいな〜。

9時頃には主治医のS先生が診察してくださいました。傷はよくなってきているようですが、経口摂取はもう少し待ちましょうということになりました。がっくしww。今日の夕方か明日にはもう一度診察しますと言われました。

昼間の担当はT看護師さん。彼女が休んでいる間に眼帯をするようになったみいを見て驚かれた様子。眼帯をはずして今の状態を見てもらっているとき、驚くべき新事実が! なんと! 一生懸命閉じようとしている目は相当開いていて、なんと見えています! 隙間どころの騒ぎやない。顔の腫れがひいて、目はばっちり開いているんですね〜w。今日はショックな日ですわ〜ww。

これからはセルフケアとして、お風呂に入るときにはテープで目を閉じたほうがいいでしょうってことになりました。セルフケアね・・・そう、退院してからも使える技をGET。シャンプーハットがあると便利かな〜。

お昼頃、S先生が来られて、リハビリ病院として紹介をお願いしていた病院は受け入れができないと言われました。一応第二候補を頼んでおいて、すぐになにわの耳医者さんに電話。ど〜しよ〜。

なにわの耳医者さんはすぐに心当たりをあたってくれて、晩にはリハビリ病院が決まった。顔面神経の専門の先生が診てくださるとのこと。ありがたい。

夜、お風呂からあがって、鏡を見ながら眼帯をつけていたらY部長先生が来てくださった。「あれ? 眼帯要る?」 「顔の腫れがひいてこんなに開いてるんです・・・」 「ぅわ! それはしといたほうがいいね。目薬とかもらってるかな。」 ハ〜イ・・・ぅわ!って言いましたね、センセ・・・

その後、主治医のA先生の診察。「明日から食べてみましょう」 ・・・やったぁ! 顎の皮膚に何針かある糸を抜糸してもらいました。

浮いたり沈んだり忙しい一日でしたが、一応浮いた気持ちで寝ましょう。

 

529日(火)術後11日目

昨夜はなんだかしんどくて、早めに寝たんやけど、夜中から明け方まで他の患者さんに対して看護師さんが大声で制している声が聞こえていて、あまり眠れず。

朝、その患者さんは主治医の先生から怒られていたような様子でした。その後、奥さんと息子さんが呼び出されていました。 「看護師さんに迷惑をかけて申し訳ない」と泣く奥さんと、「お母さんが甘やかすからや。迷惑かけても仕方ないんや」と説き伏せている息子さんの姿が見えました。その部屋の患者さんのことはよく知らないけど、奥さんの年恰好から想像するに高齢の方であろうと思ったし、息子さんがお父さんに話しかけている声は本当に優しくて、高齢でおそらくはあまり病状のよくないことを感じました。この病院は特別なところです。治療の対象となる患者でなければ入院はできない。特定機能病院ってのはそういうもんやと知っていますが、どんな理由であれ、治療を受けられない状態になれば、退院または転院しなくてはならないところです。みいは今日から経口摂取する予定ですが、顔面神経麻痺があったって、食べれたら退院です。後遺症の治療でさえ、他の病院でするのです。ま、みいの場合は通院治療でよいのですが、それさえも他の病院なんですね。

そうそう、今朝早くにひげじじーさんが来てくれました。閉じない左目を見て、「ずっとファインダー見とけるやん」 ・・・そやね〜(笑)そう考えたら余計海に行きたくなったわ。でも、今はレギくわえてもたぶん海水が入ってくるんやろな。

今日は部長回診の日。昨夜も顔は見てもらっているので、眼帯の顔はともかくとして、口の中を診察してもらいました。「顔の腫れはだいぶひいたね。あとは神経に関してやけど、これは3ヶ月、6ヶ月、1年という期間がかかります。ま、3ヶ月というのがひとつの区切りです。」と言われました。“1年”という言葉が出たことには驚きました。ちょっと人生見直したほうがよさそうかも。

実はひげじじーさんは、昨日顔面神経の専門の先生からなにわの耳医者さんにきたメールを持ってきてくれたんです。そこには顔面神経麻痺のスコアが20/40より上か下かってことも書いてありました。それを見て40点満点であることを知ったし、自分の12点という点がいかに低いものかということも知りました。今更落ち込むことはないんやけど、この顔でどうやってサービス業に戻るんやという不安は募りました。

さて、お昼には病棟のヘルパーさんが、昨日まで縁のなかったご飯を持ってきてくれました。「食べれるようになったんやね」と言われ、ちょっとこそばゆい感じです。全粥きざみ食。彩りやなんかはいまいちですが、そんなことよりちゃんと食べれるかどうかが不安。いつもうがいもうまくできないんやけど、ま、順序としてコップのお茶を一口飲んでみた。あはは、口からこぼれたw 次は、準備よく小さいスプーンを持ってきていたので、それでお粥を一口。何よりも味がわかったことが嬉しかった。おかずもうまく噛めないけど、舌で潰すような感じで食べれます。途中から、麻痺側に何かひっかかっているような感じがあったけど、とることはできずそのまま食べ続けた。むせることはなかったけど、やはり途中から何かがひっかかるような感じがして、咳が出た。少し嚥下障害があるみたい。30分くらいかけて完食。そして、薬。こぼれるお茶を頑張って口に含んだまま上を向いて薬を飲む。錠剤はまずOK。その後漢方薬に挑戦。唇の裏側なんかにひっついて、うえ〜w まずい。12日ぶりの食事やし、ま、こんなもんでしょう。栄養剤は使ってたけど、人生の中で12日間も口からご飯を食べてないなんて信じられな〜い!

午後、のどは渇くんやけど、たらたらこぼれるもんで、どうも何かを飲もうという気になれない。でも、水分補給は大事と自分に言い聞かせて、洗面台のところで飲む。だって、こぼし過ぎるから〜。

午後に突然やってきたのは知人のN兄さん。心配してくれてるのはYっちから聞いてたけど、まさか来てくれるとは! 驚きです。                                                                                                                                                                        

今日は夜に同級生が来てくれるのがわかっていたので、夕方のうちにお風呂に入る。栄養チューブがなくなったので、顔が洗いやすくなったよ。

夕食は前歯のあたりが痛くて苦痛でした。お昼は痛くなかったのにな〜。食べるのが嫌になるほど痛かったんやけど、半ば意地で全量摂取。でも、その後痛み止めを飲みました。看護師さんには「明日から食前に痛み止めを飲みましょう」と言われました。 そやね。

そして、夜には先日来てくれた同級生のGさんとRちゃんが来てくれた。Rちゃんとは数年ぶりの再会。「その程度ですんでよかった」と言われました。 そやね、そう思わんとね。

さて、今宵は栄養チューブがないので、久しぶりにベッドをまっすぐにして眠れます。昨日までは横になると嘔吐反射が強く出るので、ず〜っと座るような姿勢で寝ててん。そや、今夜は静かに寝れるかな。

 

530日(水)術後12日目

久しぶりにまっすぐなベッドで寝た。左に向くと、耳の感覚がないし、顔が腫れているので感じ悪いので、上向きか右向きで寝ている。今朝は雷雨。

嚥下障害というのはなかなか辛いもんで、食事をするのが疲れる。食事の必需品はティッシュ。こぼし、咳き込み、鼻水とティッシュの出番は多く、食事が終わるとうんざりする。そして、今朝はお薬を飲むときに大失敗して、大噴水しました・・・。どやさ〜。

今朝は看護師さんがゆっくり話を聞いてくれて、頭の中で理解している後遺症が起こっているだけなのに意外に受け入れできてないっていうか、今の状態が結構悲しい自分に気がついた。全粥きざみ食って病院で言うとカンタンやけど、家で、お粥としゃけフレークばっかり食べてるわけにはいかへんしな〜って言うて笑ってました。

看護師さんは仕事やから食事量とか訊くわけやけど、他の患者さんたちも結構食事を食べることにストレスを感じてはるようでした。ある意味正しいんやけど、「食べなようならん(治らん)」って思って頑張って食べるからすごいストレスになるんやろね。みいもその患者さんの気持ちよくわかります。

昼食後、S先生が診察され、「明日採血をして、明後日の金曜日に退院の予定にしましょう」と言われました。う〜ん、ぎりぎり5月を超えちゃった。ひとつの目標やってんけど・・・。先生方にしてみたら、術後2週間でそっちのほうがちょうど区切りなんかもしれへんな。

職場のMさんが来てくれた。「早く帰っておいで」って言われて、ちょっと閉口。このところへこんでるからさ。

Iさんご夫妻も来てくださった。使用前使用後(術前術後)を見てもらってる感じかな〜。お手入れのできていない眉毛もないよりはマシ・・・(笑)

 

531日(木)術後13日目

朝から荷造り。バディが来るまでに荷物をまとめとけとの指令デス。

食べ始めたときは唇が過敏になってて、食べにくかってんけど、3日くらい経つとそれはなくなって、今は前歯のあたりの違和感と痛みがあるくらい。 あ! もちろん汁物は唇からこぼれますよ。 今朝のバナナはナイフとフォークで細かく切って食べました。偽セレブ(笑)。

朝からS先生の診察があり、唇の裏(口の中)の糸を抜糸してもらいました。血は出るわ、痛いわ・・・(泣) 思わず ”下手くそ!” ←もちろん言ってませんョ

職場のバイトTくんに頼んで、入院中に見れるようにPCに入れてもらった韓国ドラマ2本を見終わり、韓国ドラマ初体験だったみいもちょっとハマった(笑) ちなみに冬ソナさえ見てなかったからね。

入院中にはいろんな事件があって、高校生が母親を殺して首と腕を切断した とか 拳銃持って立てこもりして、SATの人が殉職した とか 松岡大臣が自殺した とか 陣内智則・藤原紀香の結婚式とか・・・テレビの番人はずっとワイドショーを見ていたのでした。ずっと暇やったから、いちいちブログにコメントしてもよかったんやけど、携帯電話がど〜も苦手で、ついつい病気の報告ばっかり書いてしまってたのでした。

日中バディが来てくれて、まじまじ顔を見て「お前、歯おかしいぞ。歪んでる。」 ・・・いや、歯がおかしいんじゃなくて、顔のほうが歪んでるのよ。麻痺のせいで・・・。てゆーか、今頃ナニ言ってんのよ!! あんまり口あけてなかったからかなあ。歪んでるのに気づいてなかったんやろか???

夕方、まさるさんの嫁さんがお見舞いにきてくれました。彼女とも久しぶりの再会。 「なんでわかったん?」 「たまたま久しぶりにHP見た」とのこと。 それですぐに来てくれるっていうのが嬉しいやん。まさるさんの嫁さんは2月にオーロラを見に行ったそうです。写真を見せてもらいました。みいもオーロラいっぺん行ってみたいねんな〜。

主治医のA先生の最後の診察も終え、あとは最後の夜を過ごすだけ。硬くないものは何でも食べてよいって言われたけど、もう少し慣れないと難しいなあ。

 

61日(金)術後14日目

いよいよ退院です。でも、未明から疼いて痛いねんな〜。起きてみると曇り空。お天気のせいか・・・。

でも予定通り10時にチェックアウトして帰宅しました。

これから顔面神経麻痺との新たな戦いの日々がはじまりますが、手術が無事済んだのも、支えたくださった皆様のおかげと感謝して、別荘日記はおしまいです。


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